第七巻 たった一言で【1〜9部】



第七巻 たった一言で「行ってきます」発刊のご挨拶
 「あなたの心に響いた『たった一言』を教えてください」そして、「それにまつわるエピソードを教えてください」
 そんな呼びかけによる「たった一言で」コンテストも、今年で7回目。おかげさまで、3,385編ものご応募をいただきました。そして、入選作品263編のなかから、さらに50編を選び、本書を出版することが出来ました。たった一言で元気付けられ、たった一言で明日への力が出てくる。誰にも、そんなことがあるはずです。それらは、特別な言葉であるとは限りません。「おはよう!」「いただきます」「ごちそうさま」「こんにちは」「おやすみなさい」…。私たちが、普段、何気なく使っている言葉なのに、心に染み渡ることがあります。それは、心が弱っているときです。
 大家族で育った人が、進学や就職で都会の一人暮らしを始めた。すると、とたんに食事が侘しくなります。一人で手を合わせて「いただきます」と言う。「おいしいね」と話しかける相手もいません。前日、友だちや同僚に嫌なことを言われ、出かけるのも体が重い。そんな時です。アパートを出たら、向かいの家のおばあちゃんから「いい天気ね」と声を掛けられた。そんな「たった一言で」今日も頑張れる気がしたりするものです。
 今回も、そんな「たった一言」がいっぱい集まりました。そして、まさしく「プチ紳士・プチ淑女賞」受賞作の「たった一言」は、「行ってきます」でした。人生、生きていれば、いろいろあります。辛いこと、苦しいこと、病気や挫折…。でも、たった一言で、心が温かくなり、癒されて、元気になり、「また頑張ろう!」という力が湧いてきます。
 今、あなたが、ひょっとして人生のピンチに遭っているとしたなら、この一冊が心のビタミンになることを祈っています。そして、元気になったなら、周りの人に声を掛けてください。「たった一言」でいいから。
【プチ紳士・プチ淑女を探せ!】運動 代表 志賀内 泰弘



掲載作品ホスピタリティ賞

「笑ったママのお顔が好き」…ペンネーム あばさん

 私には2人子供がいます。おっとりした娘と、少しずつ自我が出始めてやんちゃ盛りの息子。昨年引っ越しをして、慣れない土地での生活に加え、主人の仕事も忙しく、手伝いもお願い出来ない日々。イライラがつのっていって、つまらないことでも子供たちを怒るようになってしまいました。
 そんなある日、自分の体調も優れず休みたいのに息子のイヤイヤ攻撃が開始。少し離れて自分も息子もイライラが収まるのを待とうと思っていたのに、息子はそれも気に入らず、ついに泣きじゃくって吐いてしまいました。ため息しか出ない私に、娘は「あのね、私たち、ママの笑ったお顔が好きなの」と。それを聞いて、泣いてしまいました。知らず知らずに子供たちにも負担になっていたのかも、と反省。これからは怒ったあとでも笑顔で仲直りしよう、と心に決めた瞬間でした。




掲載作品こころぽかぽか賞

「花となるより根となろう」… 湘南学園中学校:瀧川さん

 小学校5年生のとき、私は児童会をやっていました。そのときは児童会の委員長の選挙の時期で、私も立候補しました。私も含め、3人立候補したのですが、私は投票で二位になり、委員長にはなれませんでした。これは、そのときに担任の先生が教えてくれた言葉です。選挙に落ちたとき、私は落ちこんでいて、委員長以外の仕事をあまりやる気がしませんでした。しかしその言葉を聞いて、委員長を支える根になろうと思いました。この言葉はその後の人生でもずっと大切にしたい言葉です。

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770円(内税)
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